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『ポール・ブレイ 即興の時を求めて』昼間賢 (BOOK)

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ニューヨークのフリージャズ・レーベル、ESP-Diskからリリースした名盤『Closer』で知られるカナダを代表するジャズ・ピアニスト、ポール・ブレイの日本初となる評論本が入荷いたしました! カナダ国立図書館に所蔵されているポール・ブレイ関連資料、およびブレイの伴侶であり映像作家のキャロル・ゴスへのインタビューを通じて、ブレイの生涯を辿りながら、彼が残した作品を分析し、謎多きピアニストの肖像を浮かび上がらせる名著です。 【メーカーインフォ】 20世紀音楽の一ジャンルとしてのジャズにおける最も革新的な、カナダを代表するピアニスト、ポール・ブレイ。一般的にはフリージャズの、あるいはドイツのECMレコードの美学を決定づけた音楽家として知られ、日本でも個別の作品単位では人気のあるブレイだが、これまでその魅力を解説する評論は皆無であり、本書が本邦初のポール・ブレイ論となる。 「ポール・ブレイはモダンジャズの完成者である。その絶頂期は晩年に来ている」という仮説をもとに、ブレイの生涯を辿りながら、いくつかの象徴的な作品を分析し、ブルーズの観点からジャズおよび即興演奏の見直しを図り、そして常に傍らで共同作業をする女性たち、とりわけヴィデオ・アーティストのキャロル・ゴスとの関係において、「開かれた愛」の核心に迫る。ポール・ブレイの唯一無二の魅力とは何か——カナダ国立図書・文書館に所蔵されるポール・ブレイ関連資料の調査、およびキャロル・ゴスへの聞き取り(本書にはインタビューを収録)を通じて、晩年に絶頂期を迎えた謎多きピアニストの肖像が浮かび上がる。 ●著者略歴 昼間賢(ひるま・けん) 1971年埼玉県生まれ。東京理科大学教養教育研究院教授。音楽関連の主な仕事に、著書『ローカル・ミュージック――音楽の現地へ』(インスクリプト、2005年)、訳書アンドレ・シェフネル『始原のジャズ――アフロ・アメリカンの音響の考察』(みすず書房、2012年)、共訳フィリップ・ロベール『エクスペリメンタル・ミュージック――実験音楽ディスクガイド』(NTT出版、2009年)がある。 ●商品データ 判型:四六判(18.8 x 13.0 x 2.6 cm) 頁数:320ページ 定価:本体3000円+税 ▼目次 ●はじめに ●第一章 沈黙の射程――『オープン、トゥ・ラヴ』&『アローン、アゲイン』から ピアノ独奏の流行の中で 「一音一音」の音楽思想 同じ楽器などない、からの即興 スポンテニアス・スポンサー・レスポンス ●第二章 自己の確立――『フットルース!』へ プロフィール デビュー ドラムレス――ジミー・ジュフリーと五〇年代西海岸 ピアノレス――オーネット・コールマンとの遭遇 カーラ・ブレイとの協働(ジャズの十月革命とその周辺) ●第三章 アイ・ガット・ザ・ブルーズ ジャズなのにブルーズを 「クール」の誕生――ロバート・ジョンソン 突き詰められた定型こそ自由なり 去りがたきブルーズ ●第四章 他者との対面――『ダイアン』&『ホット』へ 電子の洗礼(一)――シンセサイザー 電子の洗礼(二)――ヴィデオアート IAIの冒険、七〇年代的祝祭の中で 深化(一)――「歌」の解放 深化(二)――ブルーズ再び ●第五章 即興の時を求めて 即興論、繰り返し 二元論的即興観――時間 即興は作曲の現在であり、時空の現実たる人間である ●第六章 時間の中へ――『スウィート・タイム』&『ダブル・タイム』 二つの時間、二つの聴取 正当な評価の始まり――合衆国の外で 「ハーモニック・インプロヴァイジング」 故郷へ、旧友たちとの再会、還暦の「歌」 ファミリー・ヒストリー 優しい時、二重の時、知る時 ●第七章 出身地モンレアルへ 一九三〇年代モンレアル(モントリオール) たたき上げのマイノリティー カナダ人ブレイ 絶頂の向こうへ 楽曲の音楽、自由自在 ●あとがき ●注 ●キャロル・ゴス、インタビュー ●ポール・ブレイ、目隠しテスト ●ディスコグラフィー ●索引

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