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ジョン・コルベット『フリー・インプロヴィゼーション聴取の手引き』

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「前提とされている自分の役割は何なのか。そして自分がそれをしなかったらどうなるのか。」一部の先鋭的なミュージシャンにより、あらゆる前提がひっくり返された音楽=フリー・インプロヴィゼーション。好奇心溢れる全ての音楽ファンに捧げる画期的入門書、ついに邦訳! 【メーカーインフォ】 「くすっと笑えるユーモアと、音楽好きなら心当たりのあるちょっとした出来事を引用しながら、あなたを未知の世界に導いてくれる最高の即興音楽入門書にして、音楽と即興をめぐる好奇心と思考のガイドブック。即興音楽の根底にある様々な発想や思想が、この先の社会に大きな意味をもつと思っている私にとって、本書はヒントの宝庫でもあります。」 (大友良英/音楽家) 「ありそうでなかった、そして、こんな本が欲しかった、ユーモアとウィットとエスプリに富んだ即興音楽入門。コルベットの愛と悪戯心に満ち満ちた筆の運びは、さながらそれ自体が論述のインプロヴィゼーションのようだ。初心者のみならず、うるさ方の皆々様も必読!」 (佐々木敦/批評家) 「フリー・インプロヴィゼーションって何だろう。どう楽しんだらいいんだろう。こう思っている人には、本書は最高の手引書だ。即興音楽聴取をバード・ウォッチングになぞらえる本書は、私たちが通常「音楽」と考えている領域の外側に広大な音の世界が広がっていることをその聴き方とともに教えてくれる。本書が紹介する定番ツアーから始めるのもよし、いきなり未開の荒野に進むのもよし。即興音楽をあらゆる人に解放する画期的ガイドブック!」 (毛利嘉孝/社会学者) 目次 まえがき 序 フィールドへの突入準備 生息域と多様性 【基礎編】 リズム:ハードル 時間:もうひとつのハードル 基本的な同定作業:誰が何をしているのか? 入口と出口:出来事の流れを地図化する 相互作用のダイナミクス:核心 ダイナミクスのダイナミクス:静かに攻撃的な即興 移り変わり:音楽の変化を観察する 構造:精肉店 個人の語彙:慣例に非ず 【発展編】 聴きながら見る ライヴそれとも音盤? 情熱点火:即興音楽手始めの20枚 1回かぎり〈対〉継続中 謎のレベル 曖昧で未解決:トニーは死んでいるのか? 3の法則 極端な仮説に挟まれ踊る ポリ・フリー 情熱点火ii:ポリ・フリーの古典20枚 注意散漫と居眠り 思考とチューインガム(を同時に) あなたと夜と音楽と:聴衆の参加 追加の読みもの:7冊の名著(+DVD1枚) リトル・ルージュ、頬紅のチーク 即興音楽の道徳的優位性 ライフリスト:主な即興演奏家チェックリスト 【附録】 飽き足らない即興音楽の探索者たちのために(細田成嗣) 訳者あとがき:聴取の自由 【著者・訳者略歴】 著者:ジョン・コルベット(John Corbett) 1963年生まれ。シカゴを拠点に活動する音楽批評家、ミュージシャン、プロデューサー、キュレーター。レーベル兼ギャラリー〈Corbett vs. Dempsey〉主宰。著書に、Extended Play: Sounding Off from John Cage to Dr. Funkenstein(1994年)、Microgroove: Forays into Other Music(2015年)、A Listener’s Guide to Free Improvisation(2016年)、Vinyl Freak: Love Letters to a Dying Medium(2017年)、Pick Up the Pieces: Excursions in Seventies Music(2019年)。 訳者:工藤 遥(くどう・はるか) 1986年生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了(音楽文化学)。研究領域はフリージャズ文化史、音盤蒐集学。

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