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台湾の日本紹介カルチャー雑誌『秋刀魚』、なんと最新号は福生特集!ということで、当店でも取り扱い開始!
当店CHA CHA CHA BOOKSもピックアップしていただいております。
レイアウトも可愛く、アジアから見た福生、という新鮮な視点で楽しむことができる、逆輸入エキゾチカ。
表紙モデル:田中照葉
American Lifestyle in Japan 東京神秘的美國角落『福生』
もしあなたが日本のインディーズ音楽を聴くなら、日本語ロックやシティミュージックの先駆者である「はっぴいえんど」はきっとあなたのプレイリストに入っているかもしれません。そして、日本のストリートファッションが好きなら、カルチャーの発信地「裏原宿」に行かない手はありません。源流を深く掘り下げていくと、日本の重要なカルチャー風景の背後には、アメリカ文化の影響があることに気づくでしょう。これらのムーブメントを生み出した原動力は、アメリカ文化から大きな影響を受け、それが今でも新たな文化の波を巻き起こす力となっています。
日本のアメリカ文化を語るとき、第二次世界大戦後の影響が欠かせません。戦後、大量のアメリカ文化が日本に流れ込み、音楽、ファッション、映画、そしてライフスタイルにまで深い影響を与えました。事実、アメリカ軍の駐留によって、日本国内には「衛星国」のようなアメリカン・ヴィレッジが点在しています。人々は米軍が残した住宅に住み、流暢な英語を話し、本格的なピザやハンバーガーを楽しみ、一部の店舗ではドルでの支払いも可能です。そんな場所が、私たちがよく知る東京にもあるのです。それが「福生」という街です。
「福生」に興味を抱く理由の一つは、はっぴいえんどのメンバーである大瀧詠一が、この地を拠点に軽快な楽曲「福生ストラット」を作り上げたことです。彼はライブで福生駅の切符を観客に撒いたこともあり、その様子は現在YouTubeで確認することができます。また、秋刀魚編集部の東京の友人たちから聞いた福生の話も、興味をかき立てる要因の一つです。福生の街には、アメリカ風の平屋住宅が立ち並び、広々とした庭では仲間たちが楽しげに語らい、音楽が自由に流れているといいます。この地域に根付く心地よいコミュニティの空気感は、まるで太陽に干された布団のようなふんわりとした印象を与えます。福生の住民たちは、社会の枠に縛られることなく、この地で自由に生きているようです。その姿は、東京近郊の喧騒から離れた、まるで「平行世界」のような独特の雰囲気を醸し出しています。
今回『秋刀魚』では、そんなまるでアメリカにいるかのような「基地」のような場所に迫ります。王道の「アメリカン福生旅」を計画し、本格的なハンバーガーやピザを味わい、ヴィンテージショップやアメリカンアンティークショップを巡ります。そして、福生に住むクリエイティブな住民の家を訪問し、この地ならではの独特なライフスタイルを体験し、福生の魅力的で不思議なアメリカン風景を記録に残します。
さらに、アメリカ文化の流れを広げる形で、今回はアメリカの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』と日本のイラストレーターJun Osonとのコラボ企画も特集。太平洋の彼方から送り続けられる文化の波動を、さらに深く感じることができるでしょう。
目次
特集:福生の魅力
P10 福生Map:Walk in Fussa
P12 東京で最もアメリカンライフに近い秘密の村
P14 アメリカンハウスに住む人々
BANANA HOUSE 田中克海&小川尚寛
Cha Cha Cha Books 松下源
INKSTOCK STUDIO 尾倉崇 & 横田基地 尾倉彩友
P32 写真集「Good Time」by 小川尚寛
P40 王道の美式福生旅
P48 My Fussa Palette
P54 軍人たちの足音が響く「赤線」の記憶
レギュラーコラム
P66 四十七新聞
P71 地方通信/徐韻軒 HYH from 京都
P72 アジア電波/デザインと編集の絶えない協力と対立
P76 二都市案内/東京の立ち飲み屋|京都のカフェ
P78 昨日のオフィス弁当/ハンバーグ
P80 音楽配信/東京音楽散財日記
P80 番組放送/トトロ大王
P82 GOOD DESIGN AWARD/Johnson Town
P84 自己燃焼/ようこそ、大人男子LABO!
P86 安田先生出張中/私の青春アメリカロード
イベント
P058 現場直撃|北へ向かう旅、福島の工芸美に触れる
別冊付録
P064 怪奇物語/ヘルファイアクラブ・部員心得
折り込み
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